新しいヨーロッパ像をもとめて
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新しいヨーロッパ像をもとめて
蝋山道雄・中村雅治 編著
刊行年月 : 99.3刊
税込定価 : 3,520円(本体3,200円)
判 型 : A5判
ページ数 : 336頁
ISBN : 4-495-86411-4
■内容紹介
文明としてのヨーロッパを歴史的に再評価し,非ヨーロッパ世界で描かれたヨーロッパ像を再吟味。さらにヨーロッパが模索する新しい自己イメージを「統合」に関する問題とともに考察。
■目次
本書は、次の4点、
①日本人が抱いてきたヨーロッパ像から欠落していた部分に注目しながら、文明としてのヨーロッパを歴史的に再評価する
②近代ヨーロッパが切り捨ててきた民衆文化に注目
③ヨーロッパ文明の挑戦を受けた非ヨーロッパ世界で描かれたヨーロッパ像を再吟味
④激動する世界のなかで伝統的国民国家を中心とする国際社会からの脱皮を迫られたヨーロッパが模索する、新しい国際的自己イメージの考察
を目標にかかげて、ヨーロッパ像の再構築を試みる。
本書は、緒方貞子氏(当時上智大学教授)が構想された研究プロジェクトの成果をもとにまとめられた。
〈目次〉
序 章 近代国際政治のなかの「ヨーロッパ」
-ヨーロッパ像について 蝋山道雄
Ⅰ内からみたヨーロッパ
第1章 ヨーロッパの精神
-ギリシャ・ローマ古代とキリスト教
からの成立 菅野カーリン
第2章 中世イベリアにおける民族の共存
小林一宏
第3章 ヨーロッパの中央に位置するスイス
-ナショナリズムとインターナショナリズ
ムとをもつ国民 中井晶夫
第4章 民衆文化の世界
-祝祭とアイデンティティ 蔵持不三也
Ⅱ外からみたヨーロッパ
第5章 アジアとキリスト教
-タイの事例を中心として 石井米雄
第6章 幕末・明治維新期の日本における
「ロシアとヨーロッパ」観 外川継男
第7章 イスラームとヨーロッパ
-歪んだ<他者意識>の問題性
私市正年
第8章 ブラジルとヨーロッパ思想
-悲観論からナショナルアイデンティ
ティの形成へ 三田千代子
Ⅲ新しい自己イメージをもとめるヨーロッパ
第9章 ベルギー国家の再編成
-連邦化と新しいヨーロッパ
若林 広
第10章 ヨーロッパ統合と言語 泉 邦寿
第11章 ヨーロッパ統合と国民国家フランスの
変容 中村雅治
第12章 中欧・東欧の社会変動とキリスト教会
の役割
ルードヴィヒ・アルムブルスター
第13章 ヨーロッパ人であるということ
-不可能な使命?
ガブリエル・メランベルジェ
