僕はなぜ小屋で暮らすようになったか

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僕はなぜ小屋で暮らすようになったか

生と死と哲学を巡って

高村 友也 著

刊行年月 : 2015.11

税込定価 : 1,705円(本体1,550円)

判 型 : 四六判

ページ数 : 184

ISBN : 9784495533212

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■内容紹介

雑木林に小屋を建て、河川敷にテントを張って暮らす著者が、「現在の生活に辿り着くまで」を語る。


通底するテーマは「哲学」や「死生観」。幼い頃に「自分の死」のイメージに思い至ってより、「生きていること」の不思議さや儚さに思い巡らせてきた著者が、思考の世界と現実的な生活との折り合いをつけてゆく試行錯誤の記録。

大正解か、それとも大間違いか、二つに一つの異色のライフスタイル。


―本文より

「圧倒的な孤独が欲しいという自閉的な願望の裏側で、開かれた自由な生に対する渇望がのた打ち回っていた。」

「自由とは、無限のエネルギーの源泉、そこから人生を彩る物語が溢れ出てくる玉手箱のようなものだった。」

「人生は一瞬だった。ついさっき始まって、もう終わろうとしている。」

「学生時代に言葉の空間でやろうとしていたことを、実際の生活でやるのだと、そういう気持ちでいた。」

「幸い僕は、物の豊かさにも、心の豊かさにも、まったく興味がない。これが生きることに関する僕の唯一の能力である。」

「外界との境界が明確で、他者に依存せず、そのすべてを熟知していて、不変的で、自己完結的な、自我。僕は自分があまりに弱い人間だから、そういうものをずっと求め続けてきた。……手作りの小屋は、僕の自我そのものなのだ。」

■目次

第1章 無縁、無常、何もない家 ――河川敷のテント暮らし
第2章 死の観念、人生、私的体験 ――少年時代 一
第3章 愛、信頼、自由 ――少年時代 二
第4章 不純さ、ホンモノ病、羞恥心 ――高校時代
第5章 喪失、哲学、真理 ――大学時代
第6章 人格の二重性、過去との断絶、憎悪 ――大学院時代
第7章 自分自身であること ――路上生活
第8章 孤独、私的生きにくさ、自我 ――雑木林の小屋暮らし
エピローグ 再び河川敷より

高村 友也(たかむら ともや)
1982年静岡県生まれ。東京大学哲学科卒業、慶應義塾大学大学院哲学科博士課程単位取得退学。
山梨の雑木林に土地を購入し、小屋を建てて生活。その後、神奈川の河川敷に土地を購入し、テントで生活。
著書に『Bライフー10万円で家を建てて生活する』(秀和システム)、『スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方』(同文舘出版)。