これからの農業は組織で勝つ
これからの農業は組織で勝つ
-売上5000万・1億・3億円を突破する農家の人材育成・組織づくり-
藤野 直人・スター農家H 著
刊行年月 : 2019.04.30
税込定価 : 1,650円(本体1,500円)
判 型 : 四六判・並製
ページ数 : 208頁
ISBN : 9784495540364
■内容紹介
★★★主要電子書籍販売サイトにて電子書籍版も発売中!★★★
これからの農家には、高い品質と求められる量を提供できる「組織力」が欠かせない。職種別の採用順、パート、外国人、日本人社員それぞれの採用法、農場長クラスまでの育成法などを解説。
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これからの農産物取引は
価値あるものを
常に同じ品質で
お客様が求める量を
供給できる農業経営体が選ばれる。
「組織づくり」の壁を突破せよ!
農業総合プロデューサー×農家の3代目経営者
による
農家の組織論。
――「はじめに」より一部抜粋――
●5000万・1億・3億の売上を超えていく農業経営
本書のテーマはズバリ、農家の組織づくりです。
農業をビジネス(事業)としてとらえ、
5000万・1億・3億という売上の壁を越えていこうとする農家に向けて書いています。
家族経営で目いっぱいやれば、売上3000万円くらいにはなるでしょう。
それが悪いわけではありません。
農家の場合、だいたい3分の1が手残りですから、
夫婦や親子で1000万円の収入を得られるのなら、立派なものです。
そこから組織づくりの決心をし、人を雇用し、法人化することで売上が5000万円を超えていきます。
そして1億円を超えたあたりで、法人化や規模拡大によるメリットを享受できるようになります。
ただし、農業で生産部門や選果・調製部門、加工・6次産業化部門、管理部門の役割分担がきちんとでき、
パート、社員、現場リーダー、経営幹部の体制も整い、
組織が自動成長していき、農業経営者として経済的にも時間的にもゆとりが持てるレベルは3億円です。
本書に繰り返し登場する「5000万・1億・3億を超えていきましょう」という言葉には、
そういった意味があります。
●なぜ農家の組織づくりの本を書こうと思ったのか?
私自身は新規就農して、家族経営でがんばって、人を雇用し、法人化して、
売上1億円を超え、販売や新規事業の施策を次々と打ち、
うまいこと組織を作って、3億円を超えて……
ということをやってきたわけではありません。
そもそも私は農家でもありません。
私は、「農業総合プロデュース」ということを仕事にしています。
農業法人、若手専業農家、異業種参入、篤農家といった、
地域で“そこそこ”儲かっている農家を対象にしています。
みんな“そこそこ”がんばっています。
だけど、そういった農家が抱いている“そこそこ”じゃなくて、
「農業界のスターになりたい」「地域の儲かっている事業者の代表格になりたい」「みんなに憧れられるような存在になりたい」
という願望を叶えることが仕事です。
販路開拓・商品企画・経営支援の3つの角度から
500以上の農家をプロデュースしてきた中で、
5000万・1億・3億の売上を超えていった農家を100以上は見てきました。
そして今、農家はどんな情報を求めているか?
特に我々が対象としているプロ農家(スター農家予備軍)が、どんなことに困っているか?
と考えると、答えはひとつ、「組織づくり」でした。
そうして、構想から1年を経て本書の出版に至りました。
農産物づくりやお客様に届けるための商品化はできた!
販路も見つかった!
そこそこ実績もできた!
今から上昇気流に乗るぞっ!
と思っても、組織づくりの壁が立ちはだかり、
規模や収益の拡大ができない農家が多くいるので、何とか手助けしたい、
その一心で書いた本です。
●販売力、商品力から組織力で勝負する時代へ
農家とバイヤー、シェフなどとの関係において、
「取引」ではなく、「取り組み」をしたいというところが増えてきているように感じます。
そうなると、「モノ・商品」ではなく、「ヒト・組織」が重視されるようになります。
勝負するポイントが販売力や商品力でなく、組織力になってきているのです(商品力や販売力が大事なのは前提ですが)。
よい商品を作って、その価値を理解してくれるよいお客様に恵まれて、
よい「ブランド」になっていけるかどうかはわかりません。
なぜなら、ブランドには「保証性」が必要だからです。
「価値あるもの」を「識別できる」形で販売して、
そしていつでもその品質や、お客様が求める量を「保証できる」体制が必要です。
これも組織力の問題です。
これからの農産物取引は、組織ができているところに話が行くという認識を持ちましょう。
「これからの農業は組織で勝つ」のです。
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■目次
1章 そもそも「待遇」の話
2章 儲かるポイントを理解する
3章 覚悟の問題
4章 ちょっとテクニカルな話、中期経営計画の策定
5章 職種と採用する順番
6章 10倍効果が出るので、教科書通り、他産業並みにやる
7章 「管理」に関する設計-経営の「数値化」
8章 「理念浸透」に関する設計-理念、ビジョン、価値観をそろえる
9章 「評価」に関する設計-理想の組織図と人財イメージ
10章 「教育」に関する設計-理想と現実のギャップを埋める
11章 「採用」に関する設計-マッチする人材を採用
12章 ブランディングデザインで組織の見え方をつくる
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●著者紹介
藤野 直人(ふじの なおと)
株式会社クロスエイジ代表取締役、農業総合プロデューサー
1981年生まれ、奈良県生まれ台湾育ち。大学在学中にインターンシップで農業分野と出会い、農業の多くの問題やさまざまな課題を知る。農業が産業として成立する仕組みを世の中に作るべく、九州大学卒業の翌年、社会起業家として2005年に起業。明確なビジョンで夢を実現する、タフでアツいマインドを持つ。
スター農家H
農家の3代目経営者。売上2000万円の家業を継いだ後、組織が自動成長していく体制を構築し、現在の売上は5億円。売上10億円を目標に事業に邁進している。
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